Leicaトリプルカメラ搭載のHUAWEI P20 Proは最強?Myコンデジと比較で残念な結果に

スマホのカメラが2つのレンズを搭載するようになってすでに数年が経ち、2018年夏登場のHUAWEIのスマホには3つのレンズが搭載されるようになりました。

InstagramをはじめとするSNSでのカメラ利用シーンがどんどん増えてきている昨今、スマホ=カメラ性能重視という趣は相変わらず強いようで、HUAWEI P20 Proもカメラの機能を売りにして競合他社製品を出し抜きたい思惑でしょう。

huaweip20pro

※http://ascii.jp/elem/000/001/683/1683809/より

上記のURLでは世界初のLeicaトリプルカメラを搭載のHUAWEI P20 Proを撮影データを交えて詳しくレビューしています。ここを見る限り、確かに撮影されたフォトデータは一昔前のものとは一線を画すものといえるでしょう。

上記URLでは、デジカメをポイントで評価する「DxOMark」でも、HUAWEI P20 Proのカメラは109ポイントと、スマホの中では断トツで1位という紹介がなされていますが、時点103ポイントのHTC U12+もとても気になるところ。

htcu12plus

HTC U12+ の主なスペック、6inchQHD+ディスプレイ(2880×1440=414万画素)、CPUがSnapdragon 845 SDM845 2.8GHz オクタコア(8CPU)、RAM6GB、ストレージ容量は64GB/128GB、メインカメラはOIS付1200万画素+1600万画素デュアルカメラ搭載

HUAWEI P20 Proの4000万画素クオリティとは

スマホのデジカメ画素数は年々増えていますが、一眼レフや大きめのレンズを搭載したコンデジと比べて、薄いボディの小さいCMOSでどれだけその解像度クオリティを表現できているのかはかなり未知数です。

HUAWEI P20 Pro標準カメラが1/1.7インチは、コンパクトデジカメの上位機でよく採用される大きさとのこと。

4000万画素CMOSイメージセンサーにF値1.8のレンズ。安めのコンデジよりは大きめのセンサーを搭載していますが、安いコンデジとの比較は意味がないでしょう。

4000万画素といえば、一眼レフカメラ本体で数十万するのが相場となっている昨今。それと比較して勝てるわけはなくとも、どこまで肉薄できているのかは先のURLによる撮影フォトデータを等倍表示して見ると分かる部分が多いかもしれません。

自分はその撮影データを見て、スマホでの撮影データとしては確かきれいと思ったものの、ではHUAWEI P20 Proが欲しくなったかと言われたら…全然要らない、という感想でした。

HUAWEI P20 Proを要らないと思った理由

理由はいろいろありますが、一つずつ。

理由その1:iPhone6sPlusで、全然満足ができている

アップルストアで2015年に購入してそろそろ3年を迎えるところですが、先日バッテリー交換を表参道のジーニアスバーで安く済ますことが出来たので、まだまだ全然現役OKという感じ。

iPhone6sPlusのメインカメラ解像度1200万画素ですが、スマホに求める解像度としてはこれでも十分すぎるほどです。

iPhoneのカメラモジュールがSONY製というのは、公式に語られていませんが有名な話で、そもそも解像度の数値が自分のしたいことを想像したときに、どれぐらいあればいいかを理解しているインスタグラマーがどれ位いるんでしょうか。

解像度の数値が大きい=絵が綺麗、という幻想をいだいている人がまだまだ多いように思ってしまいますが、そこは消費者がぜひデジタルカメラの基本構造やスペックの理解を深めて、いい部分だけ語られてもだまされないようにしなくてはならないでしょう。

理由その2:撮影結果がMyコンデジと比較で予想どおり残念だった

自分が普段使っているコンデジは2台あるんですが、どちらもSIGMAというメーカーのコンデジ(コンパクトデジタルカメラ)。コンデジですからレンズ交換は出来ず、コンデジというわりには結構大きなボディ、手ぶれ補正なし、ズームなし、ISO感度低い、バッテリーの持ちが悪い、現像も専用ソフトのみ、撮影データが解像度2900万画素相当なのに設定次第で1枚300MBを超える生データ…というカメラで、巷では変態カメラなどと揶揄されていますが、条件が揃ったときに撮影、映し出される絵には息を呑む経験をします。

どのサイトでもカメラの機能一押し絶賛のHUAWEI P20 Pro。

たとえスマホでも今自分が使っているコンデジとの比較でそれを凌駕するような絵を見られることが無ければ、とても欲しいとは思えませんでした。

カメラ性能を突き詰めたらやっぱり一眼レフのデジタルカメラなどの購入に行き着きます。

理由その3:アンドロイドだから

HTCのアンドロイドを一台持っています。それはそれで結構好きですが、うちの家族はみなiPhone。そして田舎のオバアちゃまはiPad Airを持っている。

そうなると多勢に無勢でなかなかアンドロイドになることが出来ない状況。

ならば2台持ちでということもありかもしれませんが、iPhone6sPlusで満足しているし、先のコンデジもあるし、そこまでしてカメラ性能押しのスマホを持つ必要性が見当たりませんでした。

HUAWEI P20 Proは誰向けのスマホ?

自分にとっては色々な状況から完全スルーなHUAWEI P20 Proですが、ではどんな人向けのスマホと言えるのか?

SNSを盛んに活用しているガジェッター向け。

HUAWEI P20 ProとHUAWEI P20の違いは色々なサイトでスペック比較などしていますが、そもそもスマホでPROってどういうことでしょう?

スマートホンのプロって、ガジェッター以外に思いつかない。

Instagramで他の人とは一線を画す画像を頻繁にアップロードしたい素人=Pro?それにしたって4000万画素もいる?って話。instagramにアップされたものは、最大でも145.8万画素にリサイズされるって、どれほどのユーザーが知ってますか?

このスマホで4000万画素はアンバランスと言わざるを得ない。

なんにしても、スマホというくくりでProっていうのがよくわかりませんでしたが、主観では上記のような解釈が限界でした。

まとめと感想

HUAWEIは世界でも第三位のスマホメーカーになり、それを追随する競合他社とは一線を画す商品リリースを常にしています。その速さにおいては今回のトリプルカメラ搭載などAppleの先を行っていると言える部分もあるでしょう。

そうした競争に疲れ、離脱した日本国内メーカー各社とは対象的に、どんどん邁進しているファーウェイ。自分は手にすることはきっと一生ないと思いますが、これからも動向は見守っていきたいと思います。

邁進してどんどん新製品をリリースしているメーカーは、外から傍観が精神衛生的にもいい距離感。

追伸

「ついにFoveonセンサー搭載、10個のレンズを搭載した最強すぎるXレンズスマホがHUAWEIから!」

なんてことになったら、ちょっと触ってみたいところですが、やはり傍観かな。

HUAWEIの製品は持っててなんだか疲れちゃう・・・。毎年かならず買い換える人=Pro?という定義なのかも。

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通信.pw ~格安スマホへ家族で引っ越しました~

格安スマホという名称から、あまりいいイメージじゃないという人も多いようですが、iijmioでの格安SIMモバイル通信生活がすでに3年以上経過しました。

いい部分、悪い部分、赤裸々に格安スマホ生活を綴ってまいりますので、ぜひ参考にしていただければ幸いです。