格安スマホの認知度が一般的にもかなり上がり、日本の三大キャリアではその対抗措置を取り出しています。
AUの新料金プラン検証
AUが7月10日に新料金プランを発表し、格安スマホを意識した「月額1980円」を打ち出し、ニュースでも取り上げられていました。しかしこれは同時に格安スマホが三大キャリアにとってそれだけ脅威なんだ、ということのPRにもなってしまっています。それでもあえて月額1980円という設定の新料金プランの内訳はどうなっているのでしょうか。
注意すべき点は小さく書かれています
大きな見出しの下に小さい文字、そしてさらに小さい文字で表現されていることがユーザーにとっては本当は大きく表示して欲しい内容。というわけでユーザー視点の見出しを作ってみました。文言も分かりやすくリライト。
注意すべき点を大きく分かりやすく表現
Yahoo!モバイルでもよくあるバナーをみると、小さく一年間のみって書いてあったりします。最初の一年が1980円で、あとは2980円で1GBって、結局トータルいい料金になっていたります。
上記2つの告知を見て、新しいプラン適用したいですか?ってことです。
内容を細かく見ることはしません。よくある比較サイトで全部の数値を並べてココは良いけどココは悪い、AU今回は格安スマホに押されてだいぶ良いプランが出てきましたね、なんてダラダラと長いだけのぬるい記事を投稿しても、かえって分からなくなるばかり。
よく見て比較したらやっぱりAUいいかも、なんて事は1000%無いでしょう。よくわからなくなるようにするのも彼らの常套手段とぜひ覚えておきたいところです。
上記広告バナーで同じことを言いながらも、別な切り口のデザイン表現するとこうなるわけですから、オフィシャルの広告は企業都合の本音の部分は出来るだけ分かりにくくして、ブランドイメージを壊さないよう繊細な配慮がされています。
こうしてみると、「~」にょろ、の表現は使いようで、実に内容をわかりにくく曖昧にしてくれていることに気づきました。
格安スマホでは永年料金が変わりません。
自分が契約中のIIJmioではすでに1年半以上経過していますが、料金は変わりありません。3人で10GBを分け合い、7,000円程度(端数切り上げで)。使用する条件は何もなく、至ってシンプルなプランを選んでそれをずっと継続できます。
サポートにお世話になることもありません
三大キャリア一番のメリットはサポートの充実。販売店舗も多く、スタッフも多い。ということはそれだけ人件費がかかっているということになります。格安スマホ各社は代理店や直営店が三大キャリアに比べてそんなに多くありません。だから対人サポートはほぼ無いと思ったほうがいいでしょう。
そんな状況ですが自分は1年半以上格安スマホで過ごしサポートを必要とすることが一度もありませんでした。使い方を自分で調べて対処できている人の多くは、すでに格安スマホで何不住無く生活できているのではないでしょうか。
まとめと感想
AU新料金プランはTVのニュースで取り上げられていて知りましたが、期待通りの内容で、格安スマホ、格安SIMの利用者を取り戻せるような内容ではなかった。今回のプランで、「あ~AUへ戻りたいっ!」とは微塵も思わなかった格安スマホ利用者は自分だけではないでしょう。しかし、今三大キャリアの人には格安スマホ並みになったんだね、と定住理由になる演出はできたんでしょう。
上記のバナー広告芸能人3人登場して、一流デザイナーにデザインしてもらい、一見キレイに出来ているものの、実は知りたいことが本当に分かりにくい。
自分なりの視点で作り直して改めてそう実感した次第です。AUの広告制作も、これでイイ報酬もらっていると思いますよ~。みなさんが払う通信通話料のおかげでね。