格安スマホは毎月の使用料が非常に安くなる!
それだけで通常のスマホから乗り換えた人も多いはず。しかし乗り換えた人全員が100%満足できたわけではなく、後悔している人もいるようです。
月々の料金が高くて格安スマホを検討されているあなたは、ぜひ失敗しないように注意してください。
すでに格安スマホに変えているあなたは、ご自身の契約プランで後悔することが無いかチェックされてください。
内容はできるだけ更新する予定ですが、更新が間に合わずに情報が古くなる場合もありますので、予めご了承ください。
対人でのサポート窓口が近所にない!
三大キャリア(ドコモ、AU、ソフトバンク)から格安スマホになって、一番大きな違いはこれに尽きます。普段からdocomoのお姉さんにお世話になっていたり、機種変更もお店任せという人は、格安スマホになってはいけません。家族で自分のようなマニアックサポートができる人がそばにいれば、何かあった時docomoお姉さんの代わりにすぐに対処してあげられますが、格安スマホ会社ではまだまだ対人のサポートが主要都市、主要駅などにしかありません。
問題解決
でももし近くにイオンがあるなら、スタッフによる対人のサポート付きイオンモバイルがあるので、唯一格安スマホの選択肢の一つとして良いかもしれません。
または、サブブランドとして展開しているワイモバイルやUQモバイルなら、今まで同様にキャリアのサポートに近い状態でスタッフが対応してくれるます。
かけ放題できない!
普段スマホやガラケーで通話をとにかく使う、沢山使う人にとっては大打撃。ガラケーから進化発展したスマーフォンでもやはりメインは通話機能で、かけ放題プランが存在する三大キャリアに対して格安スマホでは従量課金30秒20円という状態。ちょっと話しただけでもすぐに数百円~千円レベルの通話料が発生してしまいますので、結果月々の料金が高いことになってしまいます。
問題解決
データ通信を使ったかけ放題プランがニフティの格安SIMで登場。毎月1300円で三大キャリアと同じように携帯にも、固定電話にもかけ放題できるようになりました。緊急電話番号(110や118、119)やフリーダイヤルなど、一部発信できない番号帯がありますが、フリーダイヤルなら普通にかけてもフリーですし、他発信できない番号帯へは普通に通話してもその頻度から通話料が高くなる要因になるとは思えませんから、特に問題ないと思います。
2016年8月、様々な格安スマホSIM会社がかけ放題プランを発表してきています。例えばIIJmioでは誰とでも3分以内かけ放題で月600円。5分以内なら830円です。
データ通信を使った通話の場合は専用アプリを使いますが、発信する時普通の電話よりも若干時間がかかります。仕事で分刻み秒刻み、で通話しまくるユーザーは三大キャリアのガラケーかけ放題がベストでしょう。
キャリアメールが使えない!
○○@ezweb.ne.jpとか、△△@docomo.ne.jpとか、□□@softbank.ne.jpなどと表記されるアドレスはみな消滅します。しかしこれらのキャリアメールといわれるものは、契約を継続してもらうための足かせでしかありません。
格安スマホでは、格安SIM会社の提供するメールアドレス(★★@mineo.jpなど)やGmail、Yahoo!メールなどのフリーメールを使うことになります。よってキャリアメールでログインするサービスに登録できないことや、キャリアメール以外の受信を拒否している人と連絡が取れないこととなり、後悔します。事前に先に上げたようなヤフー、Googleなどのメールを取得しておいて、アドレスが変わることを事前に伝えておけばスムーズに対処できる話ですが、面倒といえば面倒だし、わけがわからない人も結構多いようです。
問題解決
仮にガラケーの場合でも事前にGメールやヤフーメールを取得して移行できていれば、それを普段連絡とっている友人に伝えることでメール連絡が取り合えます。自分はガラケーの時からすでにGoogle提供のGメールをメインで使っていました。
もしすでに格安スマホになった後で、自分が今まで使っていたキャリアメールがなくなっても、友人のアドレスが消えるわけではありません。新しくGメールアドレスを取得してアドレスが変わったことを友人に伝えるだけでOKです。Gmailの受信が拒否されたら、ショートメールでアドレスが変わった旨を伝えて受信設定をしてもらいましょう。
mineoではmineoドメインのメールアドレスを取得できるようですが、格安スマホは引越しもし易いことが大きな利点の一つですからこれは全く不要。
※ご家族・友人・知人がキャリアメールで三大キャリア以外のアドレスを受信拒否設定している場合は、その設定を変えてもらう必要があります。
メールアドレスの変更は面倒かもしれません。しかしこれからもdocomo、softbank、ezwebのメールを使い続けるには、そのアドレス代として毎月何千円も余計払い続ける必要があることを記憶しておいて下さい。
「メールアドレスが変わっても良い、でも友人のケータイで受信拒否されないアドレスが欲しい。」という場合は、キャリアのサブブランドとして展開されている「ワイモバイル」または「UQモバイル」であれば、キャリアメールとして認識されるため、アドレスが変わったことだけを友人に伝えればOK。メールでのやりとりにおけるトラブル無く通信料を抑えることが出来ます。
※UQモバイルでのメールアドレス取得は有料オプション。
公衆Wi-Fiが使えない!
正確には使えなくなることが多い。コンビニなど全国に無料のWi-Fiスポットがありますが、格安スマホ向けのスポットはほぼ設置されていません。外出先でゲームをする時など通信が遅くなりデータ使用量も増えるので、乗り換え前よりスマホを不便に感じる人がいます。
問題解決
自分が使っているBICSIMはwi2のアクセスポイント接続が可能なので、これに関してはほぼ問題なく使えています。また最近ではコンビニでも無料で繋がったり、喫茶店など店舗によっては、3時間フリーwifi接続パスワードを発行してくれるところもあったり、地下鉄でも無料のWi-Fi接続を始めたりと、キャリアに依存しない方法での接続方法が増えてきているようですから、こちらもどんどん解消へ向かっています。
セキュリティ対策は自分でする!
セキュリティ対策は自分でしなくてはならない場合が多い。キャリアスマホではウイルス対策や紛失時に対応など携帯会社が行ってくれることがほとんど。格安スマホは料金を抑えるためにそれらのサービスを行っていない場合があるので、その時はウイルス対策アプリを自分で探します。
問題解決
自分の場合はシムフリーiPhoneなんですが、ウイルス対策、もともと何もしていませんでした。AUの時から対策していなかったし、今もしていませんが、感染したことがないので今のところ問題ありません。
Androidは予備で一台もっていますが、使用頻度が少ないのでこちらも対策はまだしていません。ウィルス対策アプリはいいものがたくさんあるので、ユーザーレビューなど参考に安くていいものをインストールすれば簡単に対策がとれるでしょう。最近ではオプションとしてウィルス対策してくれる格安スマホもでてきましたので、気にされる方は対策可能な格安スマホ会社の選択をすれば安心です。
一番安いSIMは通話ができない!
格安SIMはインターネットが中心なので、音声通話やSMS(ショートメッセージサービス)に対応しない選択肢も存在するので、金額が安いからといって選択してしまうと、あとで後悔するするはめになります。もちろん三大キャリア同様に通話やショートメールができるサービスも多数存在していますから、事前に確認が必要です。
問題解決
音声通話、SMS、そして大容量のデータ通信のできる格安SIMなど、目的や使用用途に照らしあわせてプラン選定すれば、ほぼ間違いなくドコモ、AU、ソフトバンクの契約よりも50%近く料金を下げることができるでしょう。店頭で申し込みする場合は「通話ができる格安スマホがほしい」とか「通話ができるSIMがほしい」といえばOKです。使用する容量は3GB程度~5GBあたりがおすすめです。
LINEで友達を追加できない
これはどこの格安スマホ会社でも表示していない、以外と厄介なデメリットかもしれません。LINEで任意の友達を追加しようとすると、年齢確認が必要になりますが、その場合に出てくる画面が3大キャリアに契約をしている人でないと先に進めないようになっています。三大キャリアと同じような年齢確認が出来るようになるには、LINEのアプリが更新されることで別な年齢確認を選べるようになることを待つしか今のところはありません。
問題解決
ID検索などでの登録ができないのは面倒ですが、方法はあるのでご安心下さい。
直接会える場合
ふるふるやQRコードの交換で登録できるので、年齢確認取れなくてもOKです。
遠方の人との登録
ユーザーQRコード画像をスクリーンショットしてメールなどで送り、それを読み込んでもらうことで登録可能です。
LINEモバイルで格安スマホにする
2016年9月プレオープンしたLINEモバイルでは格安スマホでありながら唯一LINEの年齢確認が可能になりそうました。→ LINEモバイル公式サイト
機種の選択肢が少ない
格安スマホ各社が取り扱える機種には制限があります。これはスマホ機器を製造販売しているメーカー各社が三大キャリアと大きな取り交わしによって囲い込まれている為。大量受注を約束される代わりに、弱小MVNOには同最新機種の供給を行わないのです。これは時流とともにいずれ変化するでしょうし、日本で大人気のiPhoneにおいては逆に三大キャリアのほうが立場が弱い?印象ですから何の心配もなくシムフリー版iPhoneの入手が可能です。
問題解決
これにはいろいろな方法が考えられます。そもそも格安スマホになる人全員が最新機種を必要かというとそうでも無いかもしれません。なぜならライトユーザーであまり使わないのに高くなっている人が出来るだけ安くしたいために三大キャリアからの引越しを検討している人が多いためです。それでも新しい機種を使いたいという場合の解決策とは?
キャリアで購入、半年後に格安スマホに引っ越す
これには違約金というリスクを伴い、一時的な出費を要されます。とはいえ、月々の通信費が結果的に相当安くなることで相殺することも十分可能だと思います。
中古を買う
スマホ本体の中古市場で最新機種の流通も盛んに行われています。店舗で実際手にとってから買うことも可能なので、店員さんに相談しながら購入も可能でしょう。
iPhoneを中古で購入するなら、イオシスがいいかもしれません。在庫数も多く、秋葉原へ行けば実店舗もあるので実際に状態を確認しながら商品を選んで購入できます。
海外通販で買う
最新機種の多くは国内での流通規制があっても海外では新品を入手出来る場合があります。日本語で購入処理をすすめられるEXPANSYSなど品数も豊富です。
iPhone最新機種はアップルストアで購入可能
日本のスマホユーザー数の半分はiPhone!?と思えるぐらいに人気のAppleComputerのiPhone最新機種はアップルストアの店舗、Apple Online Storeでも購入が可能、販売前に予約をすることもできます。
通信速度が遅い
各キャリア(docomo、au、SoftBank)と比較した場合、特に昼の時間(12~13時)にモバイル通信をする場合、利用者数がピークになり顕著に速度ダウンが見られる傾向にあります。ですがこれもキャリアの場合とちゃんと比較したわけではないのでどの程度か分かりませんが、自分が使っているMVNO満足度No1と言われるIIJmioでさえ、先日説明会に行った時にその時間帯の速度キープが課題だと言っていました。
問題解決
先日郊外で12時過ぎに接続した所、確かに遅かった。この時間帯(12~13時迄)Wi-Fi環境がなく、スマホのデータ通信利用をメインとしている人はdocomo系の格安SIM・格安スマホにしないほうが良いでしょう。
そんなあなたにおすすめできる格安スマホは、au系のUQモバイル。
昼間の計測でもキャリア並みに速度が安定していると評判なのがKDDIグループのUQモバイル。これなら平日昼間モバイル通信がメインのユーザーでも唯一満足できる選択肢です。
まとめ
三大キャリアと比較した時、サービス内容にはまだまだかなわない点があったり、不安材料があるのも事実ですが、それを回避する方法は存在します。それを知り、方法を身につけることで今のスマホ契約料金が半値以下になるのであれば、自分的にはかなり楽しいチャレンジでした。そしてチャレンジして本当によかったと思っています。
三大キャリアの通話定額が今の格安スマホにとって一番の障壁になっていますが、今後さらなるサービス向上が進んでいくでしょう。※050アプリ使えば1300円でかけ放題はすでに実現しています。※2017.01現在すでに多くのかけ放題プラン(3分何度でもかけ放題など)が登場しています。
自分は発信通話を頻繁には使わないので(する場合でも050データ通信で発信)、家族で格安スマホになって大いに満足しています。
格安スマホの見落としがちが一番大きなデメリットは、意外とこれかもしれません。※これについても、端末保証プランが多くなってきたので、金銭的なデメリットは解消されてきましたが、対人サポートがまだ少ないため、すぐに代替え機を手にすることが出来ない、というのは当面クリアされないデメリットかもしれませんが、自分はキャリア時代に一度も代替え機の使用はありませんでした。