2019年9月1日以降に中古ショップなどで購入した中古スマートフォンのSIMロック解除に応じるよう、携帯3社に総務省が義務付けを言い渡しました。
ドコモが先行して中古端末のシムロック解除実施
日本の通信事業三大キャリア(ドコモ、、au、ソフトバンク)でドコモが先行して中古端末のシムロック解除をはじめました。
これによって中古市場ではシムロックされている端末でも購入後にシムロック解除ができるようになり、格安SIMの導入で選択の幅を広げることが図れるようになるわけですが、そもそも格安SIMの通信で一番多いのがドコモの回線です。
そうなると、中古スマホのシムロックを解除にはどんなメリットが有るのでしょうか。
シムロック解除のメリットとは?
シムロックされていることの恩恵はどんなときに実感できるようでしょうか?
考えられるケースを書き出してみましょう。
シムロック解除のメリット1:海外で活用できる
海外旅行や海外出張の際に、普段使っているスマホがシムロック解除されていれば、渡航先現地のプリペイドSIMへ差し替えることで、安く現地の通信契約端末として活用できます。
これが最も実感できるときで、なおかつわかりやすいメリットでしょう。
シムロック解除のメリット2:三大キャリアどの通信SIMでも使える
日本の三大キャリアdocomo、au、SoftBank、どのSIMでも使えるので、どの通信の格安SIMでも使えることになり、キャリアの移動がより容易になります。
シムロック解除のメリット3:中古業者の買取価格がUPする
シムロック解除された端末は、シムロック端末に比べて下取り価格がよくなります。
キャリアの縛りがなく、どこのSIMでも使え、海外でも使えるので、購入層が日本人以外にも広がります。
シムロック解除のデメリットは?
シムロックされているスマートフォン本体のシムロック解除した場合のデメリットはあるでしょうか?
考えれれるケースで書き出してみましょう。
シムロック解除のデメリット1:解除手続きが窓口では有料
パソコン・スマートフォンからネット申し込みは無料ですが、ショップ窓口での依頼の場合手数料3,000円(税抜)発生します。海外へ行かず、キャリアの移動もなければ、そのまま変わりないので3,000円無駄に払っただけということになります。
シムロック解除のデメリット2:紛失時不正利用されやすくなる
シムロック解除されたということは、海外中どこでも使えるようになり、盗難や紛失にあった際、不正利用される可能性が高くなります。
シムロックされているということは、味方を変えれば他では使用できないよう守られているとも言えますので、シムロックされた端末であることを周囲にアピールしておけば、盗難にあう確率を減らせるかもしれません。
まとめと感想
シムロックについては格安スマホ、中古スマホ、中華スマホなどなどキャリアのスマホ以外のいろいろな名称のスマホがあるとそれらと混同しがちですが、以下のような分類ができます。
格安スマホとは
キャリアで売られているスマホに比べて、スマホ本体・通信費の総額が安くできるスマホの契約。格安スマホを扱う通信事業者で本体を一緒に購入契約した場合、シムロックされていない。
中華スマホとは
HUAWEI(ファーウェイ)、OPPO(オッポ)など、中国に拠点を置くメーカーが製造販売しているスマートフォン本体。キャリアで売られている端末はシムロックされているが、購入日より101日目以降シムロック解除ができる。
中古スマホとは
キャリアで販売されていたものから家電量販店で売られていたもの、海外で販売されていたものなどが買取業者に買い取られ再販されている端末。
様々なルートで売られていたため、シムロックされたもの、シムロック解除されたものなど混在しているが、2019年9月以降中古シムロック端末でも解除できるものが多く出てくる。
iPhoneの場合は6s以降がシムロック解除対象機種となる。